プードルを飼いたいと決意する前に、飼育するうえでのポイントを押さえておきましょう。
犬と言うのは犬種によって、それぞれに本来持っている特徴があり、その特徴ゆえに飼い主を選ぶ場合も存在します。
プードルの特徴を知って、自分に向いているか当てはめてみましょう!
自分に合ったサイズを選ぶ
まず、プードルのサイズ選びは重要です。
大型から小型までサイズが揃っています。
- スタンダード
- ミディアム
- ミニチュア
- トイ
小さくなるほど、散歩の距離やスペースが少なくて済みます。
自宅や近くの運動できる環境を考慮して、トイプードルを選ぶなど飼育環境に合わせて選びましょう。
また、飼い主さんの体力や犬に費やせる時間なども考慮しましょう。
大きくなるほど力も体力も増えていきます。
性格
明るくて社交的なプードルは、人間が大好きです。
人懐っこい性格のため、ひとりで放置されると寂しさを感じる、お留守番が苦手な犬種です。
そのため、一人暮らしの人よりも、多くの時間を誰かと過ごすことができる家族で暮らしている人が向いています。
また、外でひとり過ごすのは向いていません。
室内で飼育する必要がある犬種です。
運動が必要
プードルは猟犬だったこともあり、可愛い見た目ですがしっかりとした肉体を持ち、体力もたっぷり持ち合わせています。
そのため、十分な運動が必要になります。
朝晩1時間程度の散歩がおすすめです。
また、非常に賢いため散歩だけではなく、ゲーム要素のある運動を取り入れて精神的な満足感も与えてあげましょう。
おすすめ
夏場などは水遊びをさせてあげると良いでしょう。
非常に喜びますし、プードルは関節炎や骨折が起こりやすい傾向があるため、水中ならばその負担も軽減されてしっかりと体力を使うことができて一石二鳥です。
運動不足になると・・・
とてもしつけもしやすく、落ち着いた性格を持っていますが、運動不足になると欲求不満からストレスがたまって、無駄にほえたり、問題行動が見られる場合もあります。
室内を荒らしたり、ケージ内を散らかすなどのいたずらが見られたらストレスの兆候です。
グルーミング
プードルはシングルコートで巻き毛の犬種です。
抜け毛が少ない特徴があり、アレルギーの人でも飼いやすいのですが、被毛は絡みやすいため毛玉になりやすい傾向にあります。
そのため、ブラッシングはこまめに行う必要があります。
また、被毛はどんどん伸びてくるため、月に1度はトリミングを行う必要があります。
実はプードルは長生きする
プードルは多くの犬種が存在する中でも、比較的長寿の犬です。
犬は大型犬ほど寿命が短く、ゴールデンレトリーバーなどは10~12年程度です。
スタンダードプードルの平均寿命は12~15年くらいあるため、犬の中ではかなり長生きします。
さらに小型のトイプードルになると近年では15~17年ほど寿命があり、他の小型犬と比べても3~4年は長くいきます。
平均寿命はあくまで数値上ですから、生活環境や飼い主さんの愛情次第ではさらに長く生きる可能性は十分にあります。
こんな人がプードルに向いている
プードルの性格や性質などから飼い主さんとして向いている。
向いていないなどあります。
プードルとの時間を作れる人
プードルは人懐っこく、誰かといることが大好きです。
そのため、一人で放置されることを苦手としており、不安を感じてしまいます。
そのため、プードルに対して、愛情をたっぷりと注いであげられる情熱と時間が必要となるので、ファミリーで室内飼いできる人が向いています。
家のサイズ
プードルのサイズが大きくなるほど、運動量が増えるため大型のスタンダードプードルなどの場合にはマンションなどは向いていません。
広い庭があったり、スペースがある一戸建てで飼うほうが良いでしょう。
また、サイズに関わらず警戒心は強いほうなので、マンションやアパートだと声が響いてしまうかもしれません。
お金に余裕がある
プードルの被毛はシングルコートで換毛期などがありません。
そのため、被毛は良く伸びてくるので定期的にトリミングに連れていく必要があります。
カットスタイルが魅力の犬種でもあるので、度々お金がかかります。
特にサイズが大きくなるほど、カットも割高になるので考慮する必要があります。
しつけが大切
プードルは警戒心が強いところがあり、自由に育ててしまうと無駄吠えをして止めることができなくなります。
また、賢さや身体能力の高さが悪い方向へ活かされ、いたずらやずる賢くなったりすることになってしまいます。
吠える
プードルは警戒心が強く吠えることがよくあります。
しつけをきちんと行わなければ、無駄吠えをやめさせることができません。
吠えたらすぐに注意し、良いことと悪いことをわからせるようにしましょう。
また、主従関係をしっかりと構築することも大切です。
ジャンプ
プードルはとても活発で、運動能力が高い犬種です。
そのため、嬉しかったりして興奮するとジャンプして飛びついてきたり、走り回ったりするでしょう。
大きいタイプのプードルの飛びつきは、人が倒れるほどの威力があるので飛びつきはさせないようにしつけをしましょう。
また、ローリングの室内で飛びついたりしてジャンプするのは、関節炎や骨折の原因にもなります。
コントロール
スタンダードプードルのような大型の場合には、相当な力を持っています。
そのため、きちんとコントロールできないと、様々なトラブルの原因となります。
散歩の際も走りだしたりすると女性だと引きずられる可能性があります。
チョークチェーンを利用するなどしましょう。
訓練性は良い犬種なので、しつけるタイミングや褒めるタイミングをしっかりと見極めて繰り返すことで非常に良い犬へと成長するでしょう。
おすすめはパピークラス
しつけは早めに行うようにする必要がありますが、きちんとしつけができていなければ効果がありません。
初心者はパピークラスなどを利用して、しつけのやり方や褒めるタイミングなどを勉強すると良いでしょう。
また、子犬の頃は社会化の時期でもあります。
非常に大切な時期なので逃さないようにしましょう。
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まとめ
どんな犬種にも特徴があって、犬も家族を選ぶ場合があります。
プードルは比較的飼いやすい犬種で性格もよく、しつけもしやすいでしょう。
また、サイズもそろっているので飼い主さんの生活に合わせて選ぶことができます。
犬を飼うということは、長く一緒にいることになります。
家族と合っているかきちんと考えてから犬種を選びましょう。