長年大人をやってきて初めて知りました・・・モエギイ貝という貝。
さまざまな脂肪酸が含まれており、ペットの健康をサポートするのに役立つサプリメントとして多くの飼い主さんが利用しているらしい。
僕は今までこんな貝聞いたこともなかったので調べてみました。
モエギイガイとは
この写真はムール貝でお馴染みのムラサキイガイです。
この貝のふちがエメラルドグリーンの貝がモエギイガイ(萌葱貽貝)だとイメージしてもらえば間違いありません。
モエギイガイはミドリイガイ属の貝の一種で萌葱色(明るい緑色)の貽貝です。
」
牡蠣の様に岩にへばりついて生活している貝で、ワイン蒸しやスープにしたりと非常に美味しい貝です。
南半球に生息しており日本で見ることはない。
モエギイガイの魅力
なぜこんな良くわからない貝がサプリメントとして売られているのか?
南半球のニュージーランドなどのきれいな海に生息するモエギイガイは、原住民のマオリ族からは奇跡の貝と呼ばれています。
ビタミンやミネラル、アミノ酸、コンドロイチンなど豊富な栄養素が含まれた食品として食べられてきました。
そのため、日本でいう牡蠣の様に養殖が盛んに行われています。
脂肪酸が豊富
- DHA・EPAなどといったオメガ3脂肪酸
- オメガ6のアラキドン酸
こういった不飽和脂肪酸も含まれる貝です。
強い抗酸化酵素を含む
抗酸化酵素(SOD)が含まれていて、活性酸素や過酸化物質を取り除くことができる酵素である。
関節の痛みや炎症に
- ムコ多糖体(MPS)
- コンドロイチン硫酸
- ヒアルロン酸
こういった軟膏や関節の維持に必要な栄養素を含んでいます。
年齢を重ねるとペットも人間と同じように関節が悪くなってくるので、健康な状態を早いうちから維持できると元気にお散歩しつづけることができます。
モエギイガイ(萌葱貽貝)はシニア犬や関節に問題がある犬猫の飼い主さんが買い求めるようですね!
アンチノールの代用品
動物病院で扱っているサプリメントのアンチノールは、犬や猫の皮膚や被毛、心臓の血管や神経、認知症などから健康を守るために飲むサプリメントです。
しかし、インターネットでも獣医師でないと買えないのである。
いつまでも元気でいて欲しい飼い主としては、少しでも安くアンチノールの代わりを探そうと皆さんが行きつくのがモエギイガイのようです。
アンチノールの原料はモエギイガイの脂肪酸なので、同じようにモエギイガイから作られたサプリメントならば同じように効果がえられるのでは?と飼い主さんは考えているわけです。
こういったサプリメントは数値で違いがわかるものではないので、代用とまでは言えないかもしれませんが、多くの市販品が存在します。
犬や猫に使えるものを探してみました。
ソフトカプセル
イガイの抽出物やオイルをそのまんまソフトカプセルに詰めたものです。
体内で素早く溶けるので消化吸収が良いです。
デメリットはソフトカプセルの原材料であるゼラチンが豚や牛由来なので食物アレルギーを持っている場合には避けたいところです。
ですがソフトカプセルを割ることで中身だけ食べさせるという方法で解決できます。
モエギイガイオイル
内容量 30粒
ニュージーランド産モエギイガイ100%の脂質を使用したサプリメントで小さめのソフトカプセルになっています。
オリーブオイルとモエギイガイ非極性脂質、ビタミンEが含まれています。
1日あたりの目安
体重 | 目安量 |
~10Kg | 1粒 |
10~20kg | 1~2粒 |
20kg以上 | 2~4粒 |
モエギキャップ
モエギイガイと魚油でできたカプセルタイプのサプリメントです。
犬猫兼用で使うことができます。
ソフトカプセルの原料であるゼラチンが牛由来なので、アレルギーがある場合は気をつけましょう。
原材料
モエギイガイ非極性脂質、魚油
酸化防止剤(トコフェロール)
牛由来ゼラチン、グリセリン、水
1日あたりの目安
体重 | 目安量 |
10Kg未満 | 1粒 |
10~20kg | 1~2粒 |
20kg以上 | 2粒以上 |
錠剤
錠剤は粒が小さめでフードにも混ぜやすいので食べさせやすいことが特徴です。
小さいので量の調整がしやすいため小型犬などに向いています。
ほとんどの場合、嗜好性が高くなるようにビーフやチキンの香りがつけてあります。
デメリットとしては、タブレット錠に加工するうえで熱が加えられるため、ある程度の栄養素の損失が考えられます。
ペッツワン 緑イ貝
内容量 180粒
緑イ貝という名前ですが中身はモエギイガイです。
ミドリイガイ属の一種がモエギイガイだからです。
サプリメントはタブレットになっており、ビーフの香りが特徴なのでおやつ感覚で食べさせることが可能です。
日本製で合成着色料や保存料は使われていません。
原材料
緑イ貝抽出物(モエギイガイ)、還元麦芽糖水飴、
デキストリン、セルロース、香料
微粒酸化ケイ素、ステアリン酸Ca
1日あたりの目安
体重 | 目安量 |
7Kg以下 | 1~2粒 |
7~14kg | 3粒 |
15~25kg | 6粒 |
25㎏以上 | 12粒 |
モエギタブ 50粒
内容量は50粒(10粒が5シート入り)
モエギイガイの成分でできたタブレットでチキンの香りがついており、カプセルよりやや小さめになっています。
原材料
モエギイガイ抽出脂質物、イソマルトオリゴ糖、結晶セルロース
酵母エキス、チキンフレーバー
ヒドロキシプロピルセルロース
ステアリン酸Ca、二酸化ケイ素
1日あたりの目安
体重 | 目安量 |
10Kg未満 | 1粒 |
10~20kg | 2粒 |
20kg以上 | 3粒 |
プロテクタブ 犬猫用 30粒
香りは岩ノリなどのような磯の香りがする。
原材料
緑イ貝抽出エキス粉末、結晶セルロース
コーンスターチ、ビール酵母
緑イ貝抽出脂質粉末、マルトデキストリン
乳糖、ショ糖脂肪酸エステル、微粒二酸化ケイ素
内容量 | 1日の使用量 |
30粒 10粒シート 3枚 | 体重5㎏ごとに 1粒 |
粉末タイプ
緑イ貝のモエギイガイをフリーズドライ加工してパウダー状になったものです。
フリーズドライは食品を冷凍にした後、真空状態にすることで水分が飛んでいく性質を利用した加工方法で加熱による栄養素の損失が起こりません。
粉末は使う量が調整しやすく、カプセルや錠剤よりも内容量もダントツに多く、添加物も入っていないのが魅力です。
また、カプセルの成分によるアレルギーの心配がありません。
デメリットは・・・
粉末ゆえに開封後は酸化しやすいこと
どうしても香りがそのまんまでてしまうこと
使用量の目安
体重1㎏あたり:0.3~1g
ミドリイガイ パウダー
内容量は100gですが、人間用なので犬に対する使用量はわかりませんが、パウダーはフードにかけることができるので使いやすいサプリメントです。
Skip Skip ミドリイガイ
フリーズドライパウダー加工されたがミドリイガイ100%のサプリメント。
内容量は100gで添加物も入っていない。
グリーンリップドマッセル(緑イ貝)
内容量 | 1粒あたり |
60粒 | 500mg |
アメリカの大手サプリメントメーカーのスワンソンの緑イ貝カプセルです。
緑イ貝をフリーズドライパウダーにしたものをカプセルに入れたもの。
パウダーの酸化しやすさやニオイをカプセルによって防ぐことができる。
豊富な栄養素がそのまま入っている。
パウダー総量は30gです。
1粒500mg × 60粒 = 30g
緑イ貝そのまんま
フリーズドライしたモエギイガイをそのまんま袋に入れたもの。
水分を抜いただけなので、最も栄養素が壊れない形と言えるでしょう。
モエギイガイがそのまんま!添加物は一切使われていない。
そのまんまかじらせたり、砕いてフードにかけたり、ぬるま湯で戻して柔らかくするなど使い方はさまざま。
素材本来の風味も強いのでジッパー付きの袋をしっかりと閉めておこう!
虫が来てしまう。