今や日本の夏はフィリピンのような熱帯地域を思わせるほどの猛暑になります。
保存が効くとされるドッグフードと言えど、保管方法を気を付けないと傷んだり、劣化したりしてしまいます。
バカ暑い日本の夏の保管方法を知っておきましょう。
缶詰やレトルトパウチの保存
缶詰やパウチは密封した後、加熱殺菌するため保存料などを使用しないで長期保存できる技術です。
その代わり基本的に開封したらは保存できないので当日に食べきってしまうべきです。
そうはいっても実際には残ったりするのが現実です。
下記のような方法で必ず冷蔵庫で保存しましょう。
それでも保管は2日程度が限度だぞ。
また、冷凍すると味が落ちるのでおすすめはしない。
缶詰の場合
開けると空気と触れて内部が酸化するので、中身を出して保存する必要があります。
しっかりと固まっているタイプはラップでしっかりと包むことで空気と触れる面積を極力なくします。
さらに密閉容器に入れて保存しましょう
パウチや角切りドロッとタイプのフードはタッパーなどの容器に入れることで乾燥や臭い移りを防ぎましょう。
ジップロック スクリュー
開け閉め簡単なうえに倒しても液漏れしない密閉性。
耐久性がかなり良くてなかなか壊れない優れもの。
セミドライフードの保存
半生の柔らかいドッグフードは開封するまでは冷暗所での保存が可能です。
水分量が多い半生フードは開封した後、保存料が使われているとしても高温多湿はさすがに厳しいので必ず冷蔵庫で保管しましょう。
フードの乾燥や酸化を防ぐために「密封できる容器や袋」に入れて保存しましょう。
ちょっと大きめジップロックスクリュー 730ml
これくらいがちょうどいい!
ドライフードの保存法
ドライフードは細菌が繁殖する条件である「水分」がとても少ないうえに、保存料も含まれていればそうそう痛むようなことはありません。
ですが、さすがに高温多湿の環境においておくことは好ましくありません。
ドライフードの保存場所としては冷暗所となっています。
冷暗所の意味としては
- 直射日光が当たらない
- 高温多湿にならない場所
どちらもクリアする場所を指しています。
冷蔵庫は不向き
一見最適そうな冷蔵庫ですが、実はドライフード向きではありません。
冷蔵庫に保管すると、「外に出して外気と触れた瞬間」に温度差によって結露が生じてフードが濡れてしまいます。
出し入れを繰り返すことでフードは湿気ってしまいカビが発生する恐れがあるので、冷蔵庫に入れない方が得策です。
同じように冷蔵庫でなくても「1日の気温の変化が激しい場所」は結露が生じやすいので保管しないようにしましょう。
夏のドライフードは3つの守りが重要
ドライフードの保管で大切なことは酸化・虫・湿気の3つから守ることです。
酸化を防ぐ
ドッグフードに含まれる油脂は酸素と触れるとどんどん酸化してしまいます。
フードは酸化するとニオイが悪くなり、酸化した油は体にもよくないのです。
虫から守る
強いにおいがして栄養価も高いドッグフードを狙う虫はいくらでもいます。
タバコシバンムシ、コクゾウムシ、ゴキブリなど様々。
奴らは小さな隙間があれば侵入して、フードを食べて中で繁殖したり、糞をしたりと好き放題です。
そうなると完全に除去することができないので、破棄することになってしまいます。
湿気から守る
梅雨の時期などは非常に湿度が高いので、ドライフードは水分を吸い込みやすい。
水分が多いと細菌やカビの繁殖につながる。
保存期間を考えると湿気からは守りたい。
ジップロックも非常に便利!
ドッグフードは小分け包装のタイプを利用すれば、早めに食べきってしまうので酸化を防ぐことができます。
残った小袋や少量ならジップロックやタッパーのような密封できるものに保存しましょう。
大袋は最初に小分けするのがおすすめ!
最初に小袋に分けてしまうことで、酸化や害虫から防いで品質をキープしましょう。
フードストッカーがおすすめ!
虫や湿気から守るためには気密性の高い容器を選ぶ必要がある。
酸化については完ぺきに避けることは不可能ですが、密閉容器に入れることで劣化を遅らせることができます。
もちろん保管場所は室内の冷暗所でお願いします。
小型犬など少量のフードの保存
ドライフードが1~3kg程度の場合、それほど大きな容器は必要ありません。
出し入れや使いやすさを考えて容器を選びましょう。
イリオスマイル フードストッカー
ガラスじゃなくてアクリル製の密閉容器、実はかなり大きくて容量は4.3Lほど。
ドライフードだと2kgほど入り、割れる心配がないし軽い。
シリコンパッキンなので密閉性も問題ないし、経年劣化もしにくい。
スクリュー式 フードストッカー
蓋はスクリュー式でドライフードをダイレクトに入れる人にはおすすめ。
シンプルな構造とパッキンの採用で使いやすく、サイズ展開が豊富です。
ル・クルーゼ ペット
お鍋で有名なル・クルーゼのペットフード入れです。
実用性より可愛さが正義でしょ!!
ストーンウェア製で重いし、それほど容量は大きくない(2.35L)けど、お部屋においても可愛いからいいじゃない。
スコップ付きでパッキンあり、光も透過しないぞ。
ちょっと大きめ!ドライフード
中型犬くらいまでだと、5~8kgくらいのドライフードを購入することが多いんじゃないでしょうか?
中身が小袋包装のタイプとそのまんま全量袋入りの場合があります。
保存容器にそのまんま入れちゃってもいいですが、ドライフードの袋ごと保存してしまう方がおすすめですね。
ドライフードのパッケージはきちんと保管できるように開発されています。
フードから油脂が染み出ること防いでくれるし、プラスチック容器の臭い移りなどの可能性も考えられます。
ジップロック ビッグバック
ジッププロックの馬鹿でかいバッグタイプがあるのを知っているだろうか?
マチがあるので縦置きもできる。
これにドッグフードを袋ごと入れるだけ!簡単に品質保持を行えますよ。
アイリスオーヤマ フードストッカー3kgタイプ
半透明で減り具合も一目でわかるドライフード入れ。
パッキンがあってスコップ付きで、除湿剤を入れる場所もあるので十分に機能をはたしているんじゃないでしょうか?
ドライフードが大体3kg入ります。
しっかりと密閉できるシンプルな四角い保存容器。
ドライフードを袋ごと入れてしまうといいんじゃないかな?
4か所のロックはしっかりと蓋出来るがめんどくさいと感じる人もいるかも。
かなり有能!米びつ
米とドライフードは保管方法はよく似ているので、米用の保存容器が条件にピッタリです。
サイズも豊富で気密性が高く、価格も優れています。
利用しない手はありません。
アスベル 密閉米びつ パッキン付き
米用だけどカップも付いているので便利かも
6kgと12kgの2種類
パール金属 日本製米びつ 5kg 【MY-3】
密閉性がありドライフードを袋ごと収納できます。
ポリプロピレン樹脂製の容器でフードを入れてもそれほど重くならないので、移動も容易にできる。
カラーバリエーションも豊富!
大型犬や多頭飼い
たくさん消費する場合には超大袋を購入することになるでしょう。
12kgほど入っていて、さすがに小袋包装されていませんから、酸化するので後半の方は美味しさが半減すること間違いなし。
おすすめは金属の缶です。
開け閉めを繰り返しても壊れないうえに大容量です。
光による劣化を抑え、気密性も高いのでドライフードにぴったりです。
OBAKETSU ライスストッカー
渡辺金属工業のトタンの米びつ「おバケツシリーズ」
サビに強くて光を通さないのでペットフードの保存にもピッタリ。
米びつなのでしっかりと蓋ができるから虫の侵入も許さない。
30kgタイプ キャスター付き
口が大きいので除湿剤はあった方がいい。