パグってどんな犬?ブサ可愛い魅力とギャップのある性格

パグはつぶれた鼻、大きな目、垂れた耳といったユニークな見た目と、愛嬌のある行動など、ブサ可愛さが魅力といえるでしょう。

ブサイクでキュートな見た目ですが、実はとても賢く、飼い主に忠実な性格であり、甘えん坊なところがまた愛されポイントと言える犬種です。

 

パグの歴史

世界地図

パグはかなり古い犬種のひとつと言え、その祖先は紀元前2000年くらい前の古代アジアにいたとされています。

また、当時はまだマスティフ系の大型犬であったと推定されています。

この犬種が小型化するまでの経緯や他の犬種との関係性は、今のところ解明されていません。

しかし、チベットの寺院で飼育されていたチベタン・スパニエルやペキニーズなどを使って、交配されることによって小型化していったと伝えられています。

 

紀元前600年頃から登場し、記録として美術品や文献として残される姿には、現在のような私たちが知るパグっぽい見た目になっていたようです。

仏教を通じて中国に入り、宮廷の愛玩犬としてや宗教的な象徴や魔よけとして珍重されてきました。

 

1300年代
中国からヨーロッパにロシアの軍人によって持ち込まれました。

 

1500年代
オランダ連合東インド会社を通じてオランダへ広まっていきました。

パグは王室や貴族に愛されることになり、オランダ国内でも王室ひいきの犬として知られ人気が高まり、軍人や資産家など多くの人に飼われるようになりました。

パグのポンペイ君

1572年オランダ独立戦争中、ヴィルヘルム卿はベッドにパグを連れて寝たと言われています。

これは暖を取るために寝床に入れたとされています。

このポンペイ君、攻め入ってきた敵軍の侵入をポンペイ君が知らせたために彼は命拾いしたという話があります。

 

17世紀(1601-1700年)

17世紀になるとオランダはスペインへの侵攻を行い、それと共に軍人が連れていたパグもヨーロッパへと広がる形になりました。

さらにイギリスにもわたっていきました。

結果として、パグはヨーロッパ各地へと広がっていきました。

 

19世紀

その後遅れながらアメリカへと伝わることになり、パグは1885年にアメリカンケネルクラブに公認されました。

日本に入ってくるのはさらに遅く、1900年代前半の戦時中から戦後になってから愛玩犬としてパグは登場します。

現在は国内においてパグの知名度は高く、多くの人がよく知る犬種となりました。

 

 

パグの身体的特徴

体高:20cm~25cm

体重:6.3kg~8.1kg(オスメスともに)

メスはオスよりも若干小柄で細身の傾向があります。

 

からだ

体は筋肉が発達していてがっしりとしており、全体的に四角形をしています。

体のわりには頭が大きいためそれを支えるように太い首を持っています。

胸が深く足は真っすぐで短く、くるっとしっかり巻いたしっぽを背負っています。

短毛で滑らかな毛並みを持っています。

 

顔立ち

非常に特徴的な顔立ちが愛される理由のひとつでもあり、正面から見たとき目はやや離れ気味で大きく、少し飛び出し気味です。

口元は正面から押し込んだようで、つぶれたように短く、額にしわを寄せてしわくちゃの顔が特徴的であり、困ったような表情をしているのがまた愛らしい。

耳は2種類ある

  • ボタン耳:前に垂れている
  • ローズ耳:短く巻いている

 

 

名前の由来

つぶれた口元はいびきの原因となり、しわくちゃの顔はこぶしのようです。
このような身体的特徴からいくつかの名前の由来が存在します。

 

「パグナス」
ラテン語で握りこぶしを意味しています。
パグのしわくちゃの顔から連想してパグナスからパグと呼ばれるようなったという一説です。

「パグ・モンキー」
マーモセットという猿に表情が似ているところからマーモセットの通称であるパグ・モンキーから呼ばれるようになったという一説

「パー・クゥ」
中国語で「いびきをかいて寝る王様」という意味です。
パグのつぶれた鼻と口元は、いびきの原因となっておりパグの名前の由縁という一説です。

 

 

パグの毛色

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パグの被毛カラー(ジャパンケンネルクラブ公認色)

  • フォーン
  • ブラック
  • シルバー
  • アプリコット

非公認で白とプリンドルも存在します。

白やプリンドルはメラニン色素を作り出す力が弱い可能性があるため、鼻や口まわりが黒であることが理想です。

赤い瞳、ピンクの鼻や唇の場合、メラニン色素が作り出せない種「アルビノ」という扱いになります。

 

トレース?

ブラック以外の毛色では、下記の部分に黒が入る個体が多いようです。

  • 口や顔
  • 前頭部

後頭部から尾にかけて黒い線があり、「トーレス」と呼ばれています。

 

性格

パグの性格は他の小型犬と異なった部分が多くあり、非常に飼いやすいといえるでしょう。

特徴を知って自分に合っているか考えてみましょう。

 

安定した精神面

パグは明るくて陽気だが、非常に精神が安定しており落ち着きのある性格が特徴です。
勇敢で威厳があります。

不安などから無駄吠えすることもなく、噛み癖などもとても少なく飼いやすく、小さなアパートでも、大きな屋敷でもすぐに適応できる順応性の高さを持ち合わせています。

 

友好的

家族や飼い主以外にもとても友好的で、知らいない人や他の犬などに攻撃的になることもなく、楽しく遊ぼうとする社交的で冷静な性格を持ち合わせています。

そのおだやかな性格は室内犬向きといえるでしょう。

また、小さなお子さんや赤ちゃんのいる家庭でも安心して、一緒に生活することができます。

 

番犬向きではない

非常に友好的ではありますが、人懐っこい性格ゆえに人間や他の犬が好きです。

警戒心が低く、吠える声もあまり通らないので番犬としての要素はそろっていません。

 

頑固だが愛情深い

パグは自我がハッキリとしていて、性格は頑固なところがあります。

そのため自分の意思を通そうとします。

気に入らないと散歩中に座り込んでしまったり、すねて食事をとらないことがあります。

 

飼い主さんが好き

パグは飼い主さんが大好きなので、甘えん坊なところがあり、まとわりついてくる場合もあるでしょう。

飼い主さんに忠実でいつも喜ばせようと思っています。

 

しかし、頑固な性格と嫉妬深い一面があるため、多頭飼いの場合には注意しておきましょう。

すねたり、へそを曲げたりする可能性があります。

 

食べ物への執着

犬は食べ物への執着心が強いのですが、パグも頑固な性格と自我を通そうとする性格も合いまって食への強い思いが目立ちます。

おやつや人間の食べ物を与えてばかりいると、普段のドッグフードを食べなくなる場合があります。

 

お留守番

極端なさみしがり屋ではないため、お留守番をさせることは可能ですが、常に誰かといることを好むタイプなので、ずっと一頭で長く過ごす必要があるようなライフスタイルは向いていません。

 

パグの成長と注意点

生き物なので成長と共にさまざまな変化があります。

成長の度合いに合わせて、注意すべき点があります。

 

 

仔犬の選び方

パグは遺伝性疾患が多い犬種です。

遺伝的な欠陥を持つ犬を選ぶと、成長と共に困難が待ち受けています。

家族となる良い子犬を選ぶことが、非常に大切です。

 

子犬を探すときなら

信頼のおけるブリーダーを見つけるところからスタートです。

遺伝が関係するので、両親や兄弟の病歴などを教えてもらいましょう。

兄弟がかかった病気には同じように弱い可能性があります。

遺伝的に唇や口の中が裂けているものがいるので、選ぶときには確認しましょう。

 

子犬の被毛

  • 黒みがかった金色
  • 銀色
  • あんず色

パグの場合、被毛は仔犬の頃からあまり変わらないので好みの毛色を選ぶと良いでしょう。

 

しつけは大切

どのタイプの犬種でもしつけは必要な作業です

子犬の頃からしつけておくことが、ともに生活しやすい良い犬への第一歩です。

パグは小さめの犬種ですが、がっしりとした体格は力強く、散歩のときに引っ張りはかなりのものです。

パグは大人しい性格で無駄吠えなどもありませんが、頑固な性格の持ち主です。

しつけの際も厳しく接してしまうとすねて、しつけしづらい状態になってしまいます。
また、無理に教えると犬にも飼い主にもストレスになります。

 

ポイント

パグのしつけのコツは褒めて伸ばすように心掛けることです。
褒められることにはとても喜びます。

子犬の頃からしつけを根気強く続けていけば、しっかりと指示を理解できるよきパートナーとなるでしょう。

 

いびき

パグは鼻先がつぶれているため、気道が狭く、いつも苦しそうに呼吸をしています。

特に睡眠中は人間顔負けの大きないびきをかきます。

しかし、体の構造上いびきをかくため、病気ではありません

 

また、 この気道の狭さゆえに、体内の熱交換があまりうまくありません。

特に暑さには子犬の頃から気を使ってあげましょう。

 

 

子犬を産ませたい

パグで気をつけることのひとつは繁殖です。

生まれつき頭が大きいことが特徴の犬種は、難産発生率が高かったり、自然分娩が難しかったりします。

ブルドッグやフレンチブルは帝王切開が一般的です。

パグも同じ分類の犬種なので、帝王切開になる可能性も考えておく必要があります。

 

飼い主さんはあらかじめ理解しておき、出産させないのなら、去勢手術をするという選択肢もあります。

行うなら若いうちに行いましょう。

 

帝王切開のリスク

帝王切開は最適なタイミングが存在するため、逃してしまうと母犬が死亡することもあります。

また、パグは麻酔が効きにくい体質であり、帝王切開はリスクが伴います。

 

まとめ

パグはブサイクですが、その表情や仕草はとても可愛く感じ、飼い主を夢中にさせる魅力があります。

性格は頑固な面もありますが、小型犬にしては安定した精神を持ち落ち着いています。

いたずらや無駄吠えなど飼い主さんを困らせるようなクセはほとんどなく、意外と飼いやすいことも特徴でしょう。

食べ物への執着は強いので、肥満にならないように飼い主さんがしっかりとする必要はあります。

また、短頭種である宿命とも言えるいびきやよだれ、鼻水などは切っても切れない関係です。

 

パグとの生活のポイント

  • 基本的なしつけを子犬のうちに
  • 太らせないことが重要
  • すごく暑さに弱い

これらを心得ておけば、誰にでも飼いやすい犬種です。

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