ダックスフンドは毛によって性格が違う?3つの毛質と特徴とは

胴長短足が特徴的なダックスフンド、家庭犬としても人気が高く長年トップ3内をキープしています。

毛色や被毛の長さなど意外とさまざまなタイプが存在します。
しかも、毛の性質から明らかな性格の違いが存在します。

飼う前に毛質を知って、相性の良い性格を選びましょう。

 

ダックスフンドの歴史

12世紀頃、これらの2つの犬種の交雑によってダックスフンドの基礎の犬が誕生しました。

  1. 中型のピンシェル
    (ドイツ語のテリア種)
    ドイツやオーストリアの山岳地方の犬
  2. ジェラ・ハウンド
    スイスの山岳地方の犬)

しかし、このころの基礎になった犬は、体重も10~20kg台と中型犬ぐらいのサイズがあり、現在のようなダックスフンドの特徴をまだ持っていません。

 

狩猟犬として活躍

ヨーロッパアナグマ

ヨーロッパでは食料を得るため、また貴族の娯楽として昔から狩りが盛んに行われていました。

そのターゲットしてキツネやウサギ、アナグマなどの獣を狩る際にダックスフンドを猟犬として連れ添っていきました。

 

 

ココが狩りに向いている

イタチ科の巣穴

これらの獣は地面に小さな巣穴を掘って暮らす習性があったので、足で穴を掘り狭い穴に入って追い詰めたりするためにダックスフンドを連れていました。

名前の由来

ダックスフンドの原産地であるドイツでは、ドイツ語で

dachs     hund

ダックス = フント

アナグマ = 犬

アナグマを追う犬ということからダックスフントという名前の由来になっています。

 

改良と共に変化していく

現在のダックスフンドの形を確立するまでに、交配を繰り返し何百年という月日をかけて形を変えていきました。

胴長短足スタイルへ
年月と共に足が短めで胴体も細長い犬同士が交配され、狭い穴に入りやすいスタイルの犬へと変化していきました。

たれ耳に変化
穴に入っても土が耳に入らないように、たれ耳になるように犬種が改良されていきました。

 

 

3つのサイズ

ダックスフンドは獲物を追って地中の穴に潜り込み、吠えて追い込むといった狩りのスタイルから獲物に合わせて3つのサイズが生まれました。

 

ジャパンケネルクラブの規定サイズ

胸囲(cm)
スタンダード35以上
ミニチュア30~35
カニンヘン30以下

生後15ケ月を超えたら計測した胸囲で判定

 

ダックスフンドの中では大きいスタンダードは、アナグマやキツネ、カワウソをターゲットにしていました。

ミニチュアはウサギやテンをターゲットに狩りをおこなっていました。
日本では最も人気のあるサイズです。

カニンヘンは一番小さいサイズで、小型のウサギを狩りやすいように改良されました。

 

 

ダックスフンドの性格

ダックスフンドは猟犬として、数百年の歴史を経て改良されてきました。
そのため、猟犬としての本能が色濃く残っていることが特徴です。

家族に対しての愛情は深く、人間に対して友好的です。
また、とても賢いのでよく観察して状況や会話を理解して、的確な行動をとることができます。
飼い主の行動や気持ちを理解しようと努力をします。

普段からきちんとコミュニケーションがとれていれば、きちんということを理解し従ってくれます。

辛抱強く、精神的にも落ち着きがあるため家の中で飼うことも問題ありません。

 

明るくて好奇心旺盛

ダックスフンドはとても陽気なキャラクターを持っており、活発に動き回り飼い主と遊ぶことが大好きです。

私たちを元気にしてくれます。

好奇心旺盛で目にしたものに興味を持ち、家族で何かをしようとすると自分も一緒に参加したがるでしょう。

 

 

気が強い

猟犬としての素質を持つダックスフンドは、物おじしない精神を持ち、獲物に対して果敢に挑む気の強さがあります。
負けず嫌いなところがあり、他の犬とけんかになることもあるでしょう。

散歩やドッグランでは注意しましょう。

 

 

人見知り

家族に対しては優しく、子供にも寄り添うように過ごしますが、人見知りな部分があります。
そのため、家族以外の人間や他の犬にたいして神経質になる傾向があります。

初対面の子供などは特に注意しましょう。
普段は見せない攻撃的な一面が現われることもあります。

 

番犬としても向いている

家族への愛情が深く、人見知りなところは他人に対しての警戒心であるとも言えます。
猟犬としても鋭敏なところは番犬としても適しています。

知らない人がくると教えてくれるので番犬としても役立ちますが、獲物を追い立てたり、飼い主に居場所を知らせていた名残りから、声は大きく良く吠える犬種になっています。

3つの毛質と性格の違い

小型のテリアやピンシャーなどを繁殖に使ったりして、小型化に成功していましたが、ダックスフンドとしての特徴が失われた名前だけのダックスフンドなどが生まれていました。

そのためドイツテッケルクラブが創立されて、1910年にダックスフンドの品種改良のための厳しい基準が設けられました。
そのため毛質タイプによって交配する犬種を定めました。

 

毛質と交配犬種

  1. スムースヘア:ミニチュアピンシャー
  2. ロングヘア:パピヨン
  3. ワイヤーヘア:ミニチュアシュナウザー

これらは見た目の趣向から選定されたのではなく、それぞれに意味があります。

毛の質感の違いは交配した犬種に違いがあり、そのため性格にも交配した犬種の違いが見られます。

 

 

スムースヘア


スムースヘアーは短くてツヤのある毛が特徴でダックスフンドの基本のタイプ。

全身にツルツルとしたなめらかな短い被毛が密に生えているため、雨や風からも身を守ることができます。

藪の中を進み、獣の狭い巣穴に入っていってもひっかかることなく進めるようにと考えられました。

ミニチュアピンシャーと交配

交配する犬種にはミニチュアピンシャーと決められました。

その遺伝子を受け継いでおり、体は筋肉質で被毛が短いので毛玉の心配もありません。
若干抜け毛は多いですが、お手入れは固く絞った濡れタオルやペット用ボディーシートで拭くだけで大丈夫です。

お手入れは簡単ですが、毛が短いの寒さには弱く、服を着せたりして防寒対策をしてあげましょう。
体は比較的丈夫な方です。

 

スムースヘアの性格

スムースヘヤーは猟犬として活躍していた、初期のダックスフンドの性格を色濃く残しています。

そのため、活発で気が強いところがあり、好奇心旺盛です。
明るくて遊びが大好きで、人懐っこく寄ってくるでしょう。

ウサギやイタチを追っていたせいもあり、小動物にたいして敏感です。

小さいころからしつけをしておけば、飼い主にたいして忠実なので無駄吠えや攻撃的な部分を押さえられるようになります。

メンタル面もさほど神経質でもありません。

 

ロングヘアー

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15世紀ごろに小型のスパニエル系などの足の短いタイプや猟犬のアイリッシュセッターと交配されて、長い被毛を特徴とする犬種が生まれました。

アナグマなどの爪から守るためにロングヘアーのダックスフンドが作られました。

 

パピヨンと交配

現在ではパピヨンとの交配が定められています。

その特徴を受け継ぎ、シルクのような触感と美しく滑らかな長毛で、少しウェーブがかかっています。

耳の先端や首の下などの飾り毛があってエレガントで、見た目の華やかさからダックスフンドの毛質では最も人気があります。

 

ロングヘアの性格

ロングヘアーは鳥猟犬であるスパニエルの犬種が交配されているため、その影響が性格にも表れています。

甘えん坊で、少し神経質なところがありますが、おとなしくて穏やかで家庭犬としても向いています。

 

ワイヤーヘア

 

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ワイヤーのように太くて硬い、短い被毛で覆われたタイプです。

17世紀ごろにスムースヘアのダックスフンドは狩猟の際にアナグマなどの巣穴に入り込むことがありました。

入った際、トンネルの側面でこすれて傷を作ることが多かったので、それを改善するために剛毛タイプのテリア種であるシュナウザーなどと交配して生み出されていました。

 

ミニチュアシュナウザーと交配

ミニチュアシュナウザーとの交配が定められています。

スムースやロングとは明らかに違った見た目をしており、テリアの影響を強く受けてるため、特徴的な部分があります。

硬く密集した被毛が体を保護する役割を果たしているため、やぶに突っ込んで行っても平気です。
あごひげや眉毛が長く、耳はスムースのような短毛です。

 

ワイヤーヘアの性格

シュナウザーなどのテリア系の犬種が交配されているため、頑固なところがあります。
気が強くて、好奇心旺盛なので最も狩猟に向いているタイプです。

神経質になる場合が多いため、初対面の人には吠えてしまうこともあります。
他の毛質よりも吠えやすい傾向にあります。

やはりしつけが大切です。

 

あまり知られていない特徴

可愛い見た目のダックスフンドも、いざ飼ってみないとわからないこともたくさんある。

実は下記のような特徴があるので、飼い主の向き不向きを考えるうえでも飼う前に知っておいた方が良いでしょう。

 

長寿である

犬は大型犬よりも小型犬は寿命が長めです。
ダックスフンドの寿命はおおよそ12~14歳ぐらいとなっています。

しかし、生活環境や食べ物、ストレスなどによって短い寿命の場合もあれば、平均よりもさらに長く生きることもあります。

近年はドッグフードの品質向上や医療の発達、わが子のように大切に育てるなどにより、高齢になってから飼い始めると犬の方が長生きする可能性も出てきます。

長生きの秘訣はやはり飼い主次第となるでしょう。

 

 

飼いやすいとは言えない

ダックスフンドは猟犬としての本能をあえて残している犬種です。

一頭一頭が個性的な性格を持っているため、楽に飼えるとは言えません。
飼い主としての犬に対する強い愛情が試される犬種です。

性格面で困ることもあるようですが、この10年ほどの日本やアメリカでは常にベスト10に入る人気の家庭犬でもあります。

 

カニンヘン

カニンヘンはドイツ語で「うさぎ」を意味しており、ウサギを追うために、ミニチュアダックスフンドよりさらに小さく改良された犬種です。

原産国ドイツのテッケルクラブでは、最も小さいサイズのダックスフンドであるカニンヘンに対してこのように表現されています。

狩猟にたいして最も情熱的である

 

負けず嫌いな性格があるため、他のおうちの犬や同居犬との相性も大切です。
小さいサイズほどこの傾向が強いようです。

小さいからといって家庭犬向きとは言えないようです。

 

しつけは必要

猟犬としての気質を持っているため、しつけや訓練を何もしない場合には手が付けられなくなります。
子犬の頃からきちんとしたしつけを行うようにしましょう。

また、子犬の頃から他の人間や他の犬に接することで、社会性を身に付けることができます。
結果として、他の犬や人に対しての過度な興奮をしにくくなります。

 

まとめ

ダックスフンドは小さくてかわいい、そして賢い。
だが、猟犬としての本能が残っておりワイルドな一面も垣間見える。

また、胴長短足がチャームポイントでもあるが、欠点ともいえる。
飼い主がしっかりとした管理をしないと、性格や体の特徴などから意外と苦労する犬種かもしれません。

適度な運動で筋力を保つことが健康寿命につながります。

 

性格についても毛質によって甘えん坊だったり、頑固な性格だったりと個性が出ます。
見た目で選ぶよりも飼い主との相性を考えて選ぶようにしましょう。

子犬の頃にしっかりとしつけをすれば、猟犬としての名残を良い方向にむけることができ、とても良い子に成長するでしょう。

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