トイレのしつけは子犬時代にマスターしたいところです。
子犬が家に来たその日から始めるのがベスト!
子犬時代は排泄回数が多いため、繰り返しトイレに誘導し、何度も褒めてあげて、良い印象を与えることでトイレを覚えさせるのがコツです。
ルールが身に付くまで根気よく教えていきましょう。
トレイトレーニングの
基本姿勢
まずは飼い主のトイレトレーニングに対する基本姿勢です。
叱らない
トイレの場所が理解できずに
「トイレシートからはみ出しておしっこをしてしまう」
などの失敗を叱ってしまっても「なぜ怒られたのか?」と混乱するだけです。
速やかにかたずけてにおいを消しておきましょう。
言葉で教えても犬は理解することができません。
繰り返しトレーニングを重ねることが重要です。
そこは飼い主が目を離したために失敗したのだと理解すべきです。
失敗させない工夫をしよう
ワンコのトイレ訓練では失敗を減らしてあげることがポイントです。
上手くいったら褒めてあげて、どんどん成功率を高めていきましょう。
繰り返し根気強く行うことが重要です。
犬用トイレを準備
トイレの練習をするには、ワンコがゆっくりと落ち着いて用を足せる場所を作りましょう。
リラックスしてウンチやおしっこができて、そのうえ終わったらすぐに褒めてあげられる場所が最適と言えます。
また、一度決めたらコロコロ場所を変えないことも大切です。
そのため設置場所は部屋の隅などが良いかもしれません。
理想のトイレ
犬の体より2~3倍は広めのスペースがあり、多少高さのあるトレーが良いでしょう。
犬は排泄する際にぐるぐる回って、足場の感触を確かめてから排泄する傾向があります。
サークル内の全面にトイレシートを敷き詰めておきましょう。
サークルは必要?
トイレをサークルで囲い込むことで、その中はトイレであると理解してくれること。
柵があるのでトイレの外側に排泄してしまうことがないので失敗しません。
トレイトレーニング中はサークル内のトレイシートのどこに排泄しても
それは「トイレ」なので褒めてあげましょう。
場所をきちんと覚えたらサークルを外してあげましょう。
排泄のタイミングを知る
- 寝て起きたあと
- ハウスから出たとき
- 食後や水を飲んだあと
- 遊びのあと
- 興奮したあと
これらはトイレに行きたくなるタイミングです。
こういった行動は人間と似たようなところがありますね!
寝起きや飲食後には、内臓が活発になり始めるためトイレに誘導してあげましょう。
子犬は食事の後や寝て起きたあとなど、比較的決まったタイミングで排泄をします。
そのタイミングを家族が理解し、広くて清潔なトイレに連れて行ってあげてください。
排泄のタイミングを知るためにトイレ日記をつけるのも良いかもしれません。
タイミングを知ることができます。
1週間程度記録すればパターンを知ることができるんじゃないでしょうか?
ポイント
成犬になると排泄のコントロールができるようになりますが、まだ子犬の頃というのは遊びに集中していると途中でおしっこしてしまう場合もあります。
排泄を我慢できる時間
生後約6カ月までの犬が排泄を我慢できる時間というものがあります。
月齢+1時間 = ガマン時間
このような公定式があります。
これによっておおよそですが、次の排泄時間を予想することができます。
知らないうちに排泄していたら
私たちが24時間見ていることはできないので、目を離したときにその場で排泄してしまうこともあるでしょう。
トレイの訓練中はまだ、飼い主が決めたトイレで排泄しなければいけないことを知りません。
一度でもトイレ以外の場所で排泄してしまうと、忘れるのに最低1週間ほどかかってしまいます。
「ウンチやおしっこはトイレでする」
これを理解するまでは見ていてあげられないときには、ハウスに入れておいて、知らないうちにどこかで排泄したりしないような工夫をしましょう。
トイレ以外で排泄してしまったとき、こんなときにも大切なポイントが存在します。
もしも失敗してしまったら
排泄している現場を発見しても無反応ですごします。
叱ってしまうと排泄したこと自体を叱られたと勘違いしてしまいます。
そうすると家族に見つからないように、隠れて排泄しようとするようになってしまいます。
このようになると改善するのにとても苦労します。
1.何も言わずにハウスに入れる
失敗してしまった場合、絶対に叱らないで無反応で犬をハウスに入れましょう!
もしくは違う部屋へ移しましょう。
トイレではないところでおしっこやウンチをしたときには、褒められないしご褒美もでないと気付かせるためです。
2.ハウスにカバーをかける
ハウスにカバーをかけるなどして、犬にかたずけが見えないようにします。
床を拭くなどするときの雑巾がおもちゃに見えてしまうためです。
喜ばせてはいけません。
3.平然を装ってハウスから出す
かたずけが終わった後は、しれーっとワンコを戻しましょう。
別の部屋に入れた場合も同様です。
次からは失敗させないようにしましょう。
まだ、練習中であり、仕方のないことなので理解して、根気強くトレーニングを続けましょう。
トイレトレーニングの方法
「トイレでウンチしたら褒められたぞ?」
こんな風に愛犬が気づいてくれるようにトレーニングすることが大切です。
また、私たち人間の生活リズムに犬の生活を合わせるように調整していきましょう。
1.トイレへ誘導
犬が排泄するべき場所を覚えるまでは、目の届かない場所へ犬を行かせないようにします。
排泄のタイミングが訪れたらトイレへ誘導しましょう。
このような行動はやめましょう
トイレに抱っこして運んでいく
自分でトイレの場所を記憶して、自らの足でそこの場所に行けるようにするトレーニングです。
飼い主さんが運んで行っては意味がありません。
自分で歩いて行けるように仕向けることが大切です。
無理やりトイレに入れる
無理に入れられるとトイレが嫌いになってしまう恐れがあります。
あくまでも自分の意志で入るように促すことが重要です。
2.排泄するまでそばで待つ
排泄できたときに、すぐに褒められるようにスタンバイします。
ご褒美を準備して、さりげなく見守りましょう。
場合によっては20~30分くらい待つ可能性もあります。
根気よく待ちましょう。
待ってもしなかったとき
したいようなしたくないような・・・こんな感じでソワソワだけでウンチもおしっこもしないときもあるでしょう。
そんなとき、トイレから出た途端に排泄してしまうことも意外と多いものです。
待っていてもウンチもおしっこもしないときには、諦めてトイレから出して、一度ハウスへ入れてしまおう。
そして、15分くらいしてから再チャレンジしてみましょう。
3.くるくる回り始めたら
足場の感触を確認するようにくるくる回り始めたら、排泄のサインです。
ワンツーやシーシーなど声をかけて、声掛けがウンチの時であると犬が覚えるようにします。
そのため、合言葉は家庭内で統一しましょう。
じろじろ見ない
排泄の間ジロジロ見てしまうと、視線を感じて気が散って排泄に集中できなくなります。
あくまでもさりげなくそばで待機するようにしましょう。
4.排泄したら優しく褒める
排泄を始めたら、「いいこ」「おりこう」などとほめ言葉をかけましょう。
トイレで排泄をしたら褒められるという喜びを与えましょう。
何度も繰り返し行うことで、
「トレイで排泄すると褒められるんだ!」
ということを理解するようになります。
5.トイレとご褒美?
おトイレでウンチやおしっこができたら、褒めてあげて即座に褒美をあげましょう。
トイレの中で排泄すると褒められると覚えさせるために、その場ですぐにあげる必要があるのです。
出てからご褒美をあげてはいけません。
トイレから出たことに対するご褒美と勘違いしてしまうからです。
6.遊んであげる
ちゃんとトイレ中で排泄できたら、褒めて食べてさらに一緒に遊んであげましょう。
「トイレを済ませた後は、楽しいことが待っている」
こんな風に思わせることで、ワンコは早くトイレを済ませたいと思うようになります。
サークル内のトイレをマスターしたら
愛犬がトイレの場所を覚えたな。と思ったらステップアップです。
サークルを一枚ずつ減らしていきましょう。
囲いを減らしていっても、愛犬が抵抗なく排泄できるようになったら、最終的にはすべてのサークルを取り外します。
リードを取っちゃう
誘導しなくても自分でトイレまで行けるようになったら、リードを外してあげましょう。
1ヶ月ほど様子をみよう
きちんとトイレの中で排泄が確実にできるかしばらく様子を見るようにしましょう。
失敗がなければトレーニング完了です。
まとめ
トイレのコツさえ押さえれば、犬は賢いのでトイレを覚えさせるのに、それほど時間は必要ではありませんが、間違ったことをやってしまうと修正するために大変苦労します。
落ち着いた場所にトイレを設置し、トイレシートを敷き詰めてサークルで囲いましょう。
このタイミングでウンチしたくなるな!だったりこの時間におしっこするはず。というのを理解しておけば、そのときトイレに連れていけば自然と排泄したくなるようになります。
その際にしっかりと褒めて、ご褒美を与えトイレで排泄することのイメージを良くしましょう。
最初にしっかりとしつけをすれば、ずっと守ってくれます。
決して怒ることなく、犬が自分でトイレに行って排泄をで行うことが重要です。
抱っこして連れていっては意味がありません。
7つのコツに従ってしっかりとトイレを身につけていきましょう!