スーパーなどどこにでもある魚の缶詰ですが、実は缶詰は秘められた魅力がたっぷりの便利アイテムです。
その魅力を知っていただきたい!
栄養がそのまま詰まってる
缶詰は工場で魚を切って生のまま缶に詰めて、調味料を注ぎ蓋をします。
そして閉じた缶詰をそのまま真空加熱調理することで、缶詰は外気に触れず缶詰の中の細菌も死滅させることができます。
そのため、保存料を使わなくても長期で保存できるし、栄養素のすべてが缶の中に入っています。
骨まで柔らかくなっているため、危険性がなくなっただけでなくカルシウムの摂取まで可能です。
お財布に優しい
缶詰はお値段が安くて購入しやすい商品です。
魚の缶詰にはコストを下げることができる理由がたくさんあります。
- 魚を一度に大量に買い付けて加工できる
- 食べるられる部分だけ商品にできる
- 常温で運べる
- 腐ったりして販売ロスがない
- 鉄は地球で最も多い鉱物のため安い
このうように加工の段階でさまざまな無駄が切り落とされるため価格が安くなります。
やはり価格が安いと手軽に利用することできます。
栄養守って長期保存
缶詰の最大の特徴は長期保存が可能なところです。
缶詰は、獲れたての新鮮な生魚を缶に封じ込めて、真空加熱調理が行われるので、栄養がそのまま保つことが可能です。
青魚に最適
缶詰の加工方法は青魚に向いているためたくさんの種類が作られています。
青魚には必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸が多く含まれています。
代表的なものはEPAやDHAなどですが、これらの脂肪酸は光や酸素で酸化しやすい特徴があります。
それゆえに青魚は足が早い(腐りやすい)と言われる要因です。
酸化してしまっては意味がありません。
缶詰は酸化することなく長期保存してもDHA・EPA劣化させずそのままいただけます。
開けるだけ調理も要らないのに栄養たっぷり!
美味しくて脳に良い
魚の缶詰を食べたことがあると思いますが、間違いなく美味しいですよね!
うまみを逃がさない調理法によって、美味しいお魚の缶詰は食べ残しなんてそうそうあり得ません。
美味しいや嬉しい、いい匂いなど食べることによって犬の脳は刺激されます。
脳への刺激は非常に大切です。
青魚に含まれるDHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸は脳の神経細胞や血管などに良い効果をもたらします。
認知症の予防にもつながる食材と言えます。
缶詰にはサプリメントにはない良さがあります。
犬が食べられる缶詰
世の中には無数の缶詰が存在しますが、その中でも青魚の缶詰はたくさん種類があります。
犬に使えるタイプは水煮缶です。
味噌や醤油による味付けは人間用で塩分や高すぎて、味が濃いです。
最も塩分控えめな水煮ですが、それでもうすく塩味がついています。
では使えないのでしょうか?
さば水煮の栄養成分
1缶分(190g)あたり
エネルギー | 317kcal |
たんぱく質 | 26.8g |
脂質 | 23.4g |
炭水化物 | 0g |
ナトリウム | 726mg |
カリウム | 464mg |
カルシウム | 295mg |
リン | 452mg |
DHA | 2717mg |
EPA | 2071mg |
マルハニチロさんから抜粋
犬の塩分許容量
犬に塩分は必要ないと思われがちですが、実は多少必要です。
犬の1日のナトリウム摂取量
体重1kgあたり50mg
犬は体重10Kgの場合、500mg程度のナトリウムを摂取可能です。
さば水煮なら半分食べさせても、363mgなので問題ありません。
犬は意外と塩分にも対応できることがわかりました。
人間用のさば水煮缶を食べさせても平気です。
また、半分でも十分なオメガ3脂肪酸を摂取できます。
ドッグフードなどのナトリウムにも気を配りつつ、飼い主さんと愛犬と半分づつ食べて健康になりましょう。
ツナ缶のメリットは少ない
使い勝手がとっても良い魚の缶詰の代表選手であるツナ缶。
原材料はマグロやカツオです。
マグロは大型の青魚のひとつであるため多くのDHAやEPAが含まれています。
健康効果の高いオメガ3脂肪酸は、脂がのっているマグロのトロに当たる部分に多く含まれ、赤みの部分にはあまり含まれていません。
ツナ缶に使われる多くの部位は赤身です。
そのため、マグロを原料としてオイル漬け付けやスープでつけたツナ缶にも期待したいところですが、DHAやEPAなどのオメガ3などの成分を期待するのは間違いのようです。
結論、ツナ缶はオメガ3脂肪酸は少ない。
愛犬に食べさせたい目線で考えるとタンパク質が豊富ですが、他の青魚の缶詰の方が価格安いうえに内容量が多い点などで優位に立っているようです。
愛犬に食べさせたい魚の缶詰
魚の缶詰は肉にはない有用な成分がたくさん含まれています。
特にDHAやEPAをはじめとしたオメガ3脂肪酸は、血管や脳に良い効果があります。
仔犬の成長や成犬の体調管理、老犬の認知症の予防にも期待できます。
サプリメントとは違って缶詰は、ごはんとして与えられて、タンパク質やカルシウムなど多くの栄養素を摂取できます。
また、美味しい味、食欲をそそるニオイなど、五感を刺激します。
また、すべての成分は天然なので安心です。
そんな魚の缶詰で、犬に最もおすすめはバランスが良いさば缶です。
犬にあげてもよさそうなものを探してみました。
さば缶 みのり
ペット用に作られた塩は使っていない、ホントに水だけで煮たさば水煮缶です。
内容量:150g
こだわりのジロ吉ごはんだよ
ペット用に作られた水だけで煮た缶詰
もちろん無塩
内容量:150g
無塩 さば水煮缶
探してみたら見つけました。
塩を使っていない水煮缶が最も適していますが、なかなないんですね。
水煮缶をたくさん検索して探しましたが、人間用が価格が安く、量も多く一番お得でした!
内容量:190g
ポイント
通常の水煮缶は、塩の味付けがされていますが、半分づつあげるなどすれば1日の摂取量を超えずにすみそうです。
また、どんな食材にもアレルギーは存在します。
サバがダメなワンちゃんには、イワシの水煮缶がおすすめです。