オメガ3脂肪酸で犬が健康?なんでそんなに若々しいの!

オメガ3脂肪酸とは脂肪酸の結合の形によって分類した名前です。

オメガ3脂肪酸は哺乳類が体内で合成することができない栄養素で、これを必須脂肪酸と呼びます。
そのため、食べ物から摂取しなければいけません。

また、さまざまな健康効果がある物質でもあります。

 

全部で8種類ありますが、私たちが良く聞く名前では

  • 「EPA」(エイコサペンタエン酸)
  • 「DHA」(ドコサヘキサエン酸)
  • 「α-リノレン酸」

イワシ、サバ、サンマといった青魚に多く含まれるEPAとDHA。

魚以外ではクルミなどのナッツ類に含まれるαリノレン酸。

他のものは聞いてもピンとこないものばかりでした。(笑)

 

 

オメガ3脂肪酸を摂取するメリット

必須脂肪酸である8種類のオメガ3脂肪酸には、それぞれに違った特性があり、積極的に摂取したいさまざまな健康効果があります。

 

  • 血流を改善
  • 認知症の予防
  • アレルギーを予防する
  • 目にいい
  • 炎症を抑える
  • 血圧を下げる

 

このようにたくさんの効果があります。
子犬から老犬までどの年齢層でもオメガ3脂肪酸の恩恵を受けることができます。

特に脳神経や循環系に効果があると様々な研究によって解明されています。

 

血流が良くなる

DHAは細胞膜を柔らかくする働きを持っています。
この効果により血管の壁や赤血球は柔軟になり、血液の流れが良くなります。

EPAはそれ自体がとても柔らかい脂肪酸で、摂取することで細胞膜に取り込まれると柔軟性のある細胞膜になります。

また、DHAとEPAは血液中の硬くなっている脂質を溶かして押し流す効果、血小板が固まるのを防ぐ効果があるため血栓ができにくくなります。

この効果は出血したときに血が止まりにくくなるほどです。

 

このように血管を柔らかくし、血栓もできにくくして血液自体の流れも良くなるわけですが、その作用によって良い効果が生まれます。

  1. 動脈硬化を防ぐ
  2. 動脈硬化が原因である心臓の疾患を防ぐ
  3. よく流れる血管は高血圧を防ぐ

 

 

認知症に対する効果

 

犬も人間のように年を取ってくると認知症になってきます。
認知症は特効薬など見つかっていないため完治させることはできません。

そのため大切になるのは予防や進行を遅らせるような対策です。

 

人間では認知症は原因によっていくつかのタイプに分類されています。

  • アルツハイマー型
  • 脳血管型認知症

などですが、犬では人間のような分類はされておらず、

認知障害症候群」又は「認知機能不全症候群

このようにと呼ばれています。

認知症の発生するメカニズムは人間も犬もほとんど同じようなものです。

 

アルツハイマー型

犬も人と同様に、アルツハイマー型のような症状から認知症になることが分かっています。

アルツハイマー型では脳内でβアミロイドというタンパク質がたまることで、脳の神経細胞の働きが悪くなることで脳が委縮することになり、認知機能が低下します。

βアミロイドは脳神経細胞の老廃物です。

このβアミロイドは脳の中の大脳皮質や海馬に蓄積する傾向あり、この部分は脳内で記憶を司る役割があるためここに障害がおこると様々なことを忘れてしまいます。

 

症状の例としては

  • しつけを忘れてしまう
  • 帰り道がわからなる
  • 飼い主さんのことがわからなくなる

など残念ながら症状は時間とともに進行していきます。

 

 

オメガ3脂肪酸を摂取すると

DHAはオメガ3脂肪酸の中で唯一脳に取り込まれる脂肪酸です。

DHAは脳の神経細胞を修復して、生き残った神経細胞のサポートをする効果が期待できます。
そのため認知機能の低下を遅らせる可能性を持っています。

そのため、積極的に摂取させるようにしたい成分です。

 

 

脳血管型の認知症

血液がドロドロになり、動脈硬化などを引き起こす状態のときは血液の塊「血栓」ができやすくなっています。

血栓が脳の血管で起こると、その部分では血流が悪くなったり、滞ったりします。
すると、栄養や酸素がその周辺では不足することになり、細胞が死んでしまいます。

死んでしまった部分が受け持っていた役割の機能が失われます。
その影響により、四肢にしびれや麻痺がおこったり、感情の起伏が激しくなったりといった変化があらわれます。

 

オメガ3脂肪酸を摂取すると

DHAとEPAは血液を固まりにくくする作用があるため、血栓の発生を抑えることができます。

また、血管を柔らかく保つので脳血管性の認知症の予防にも効果的です。

 

 

アレルギーを予防する効果

アレルギーの原因物質であるヒスタミンやロイコトリエンなどの物質は、体内にある脂肪酸から作られることが知られています。

これらは特にオメガ6脂肪酸と呼ばれるものから多く作られていて、アレルギーの要因のひとつと考えられます。

オメガ6脂肪酸は紅花油やコーン油、ごま油などに含まれています。

摂取する量を減らせばよいのですが、さまざまな食べ物に入っていて摂取を減らすことは難しいようです。

そこで逆の働きをするのがオメガ3脂肪酸です。

 

アレルギー反応が起こるとは?

オメガ6を原料に

「アレルギー反応のスイッチを入れるための伝書鳩」

のようなものが作られます。

このハトが様々な細胞に飛んで行ってアレルギーのスイッチを入れます。

オメガ3はこのハトを作るのを抑制する効果があります。

オメガ6は摂取を控えめに、オメガ3は多めに摂取したいところです。

 

アレルギー反応は、症状として花粉症や関節炎、アトピー性皮膚炎などを引き起こします。
この反応を抑制できればこれらの症状の緩和にもつながりますね。

 

実は目にも良い

オメガ3脂肪酸のひとつDHAは目にも大切な栄養素です。

網膜に含まれる脂肪酸の約5割はDHAなのです。
不足すると視力低下が考えられます。

また、目の神経細胞の発育を活性化させて、機能維持に重要な役割を果たしています。

 

 

体内で合成できる?

哺乳類の多くはオメガ3脂肪酸を作り出すことができないので、食事から摂取する必要があります。

しかし、8種類のオメガ3脂肪酸はαリノレン酸から始まって、体内で段階的に変化をしています。
そのため、いずれはEPAになり、最終的にはDHAになっていきます。

このように体内ではα-リノレン酸を原料として、「EPA」や「DHA」を合成することができますが、作るために酵素が必要なこと、合成には時間がかかることなどでEPAやDHAに変換される割合は10-15%程度しかありません。

 

 

オメガ3脂肪酸を摂取する方法

オメガ3脂肪酸は魚の脂身にたくさん含まれています。
しかも青魚には8種類すべてが含まれているので、体内で合成することよりもオメガ3脂肪酸をたっぷり含有した食べ物を食べたほうが効果的です。

最も良いのは生のまま食べることです。

しかし、手間がかかることや鮮度が大切なこと、犬の場合アニキサスなどの寄生虫がいた場合には、異変を言葉で伝えられませんので、原因が分かるまで時間がかかってしまいます。

 

また、魚の皮と身の間にはEPAがたくさん含まれていますが、焼いたりすると脂が落ちてしまうので、摂取量は減ってしまいます。

 

効率よく摂取するには、煮るなどしてスープごと食べさせるのが最善でしょう。

 

サプリメントの利用

簡単に栄養素を摂取できるのがサプリメントの良いところです。

サプリメントのメリットとしては

  • 簡単に摂取できる
  • コストが安い
  • 摂取量がわかる
  • 継続しやすい

飼い主さんの手間がかからないこと、間違いなくその成分が摂取できるなどメリットがたくさんあります。

 

アレルギーの心配がない

どんな食品でもアレルギーが起こる可能性はあります。
サバやマグロには様々な栄養素がふくまれているため、アレルゲンとなるものがあるかもしれません。

サプリメントならば必要な栄養素のみで構成されています。




 

缶詰めが最もおすすめ

個人的には缶詰はおすすめです。

缶詰は魚を新鮮なうちに缶に詰めて、空気を抜いて加熱殺菌して作られています。
この加工方法によって、骨まで柔らかくなって丸ごと食べることができます。

塩分を考えると水煮缶なら犬でも食べても問題ありません。

 

缶詰のメリット

  • 栄養素がそのまま、骨まで食べられる
  • 調理いらずで長期保存可能
  • 味も香りも食いつき抜群
  • 安い

 

オメガ3脂肪酸がたくさん含まれている魚

  • まぐろ
  • ぶり
  • さば
  • さんま
  • いわし

 

まとめ

EPAやDHAなどのオメガ3脂肪酸は健康効果が期待できます。

細胞膜や血液などに働きかけ、柔軟性や血流の改善を行ってくれます。

血流の悪化や動脈硬化はさまざまな病気のスタート地点です。
これらを防ぐことによって多くの病気を予防できると考えられますね。

また、脳にも効果があるので老犬になったとき、認知機能が低下するのを抑制してくれる効果が期待できます。

 

そのためにも、愛犬にも魚を食べさせる習慣を取り入れましょう。
さばの水煮缶などは価格が安く、栄養価は高い優れた食品です。

飼い主さんと愛犬とシェアして、お互いの健康を維持して見てはどうでしょうか?

 

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