ダックスフンドと暮らしたい?押さえておきたい5つこと

明るくて人懐っこい性格のダックスフンドは順応力が高く、都会の暮らしや人との共同生活にも素早く対応できます。
また、その見た目の可愛さからとても人気のある犬種です。

しかし、猟犬としての本能が色濃く残る犬種であること、特徴的な胴長短足であるため、飼い方にはいくつかのポイントがあります。

知っておくだけで、お互いより良い生活を送ることができるでしょう。

 

  • お手入れの方法
  • 運動の必要性
  • 椎間板ヘルニアが大敵
  • 遺伝性疾患のリスク
  • 意外と気をつけたいこと

 

お手入れ

愛犬のお手入れは見た目をキレイするだけではなく、健康管理としてとても重要です。
病気やケガを予防したり、早期発見にもつながります。

飼い主さんのお手入れ具合で健康寿命はグッと延びます。

 

 

被毛

3つの被毛タイプがあるダックスフンドですが、それぞれどのタイプでもお手入れが必要です。

ダックスフンドはもともとトリミングが必要な犬種ではありません。
そのため、ある程度伸びたらそれ以上は伸びないようになっています。

ダブルコートの犬種なので換毛期があるため、スムースもロングもブラッシングして抜け毛を取ってあげましょう。

抜け毛の放置は皮膚病の原因となりますので!

 

スムースタイプ

毛が短くてお手入れが簡単なのはスムースタイプです。

邪魔になるような長さに毛が伸びることもありません。
毎日ブラッシングが必要ということもなく、週2回程度で大丈夫。

手入れはとても簡単で、少々の汚れくらいなら蒸しタオルなんかでふいてあげるだけできれいになっちゃいます。

 

 

ロングヘア

ロングヘアもどこまでも毛が伸びるわけではありません。
一定の長さで伸びるのは止まるため、必要ならばトリミングをしましょう。

週に1~2回程度、クシをかけて絡まったり毛玉にならないようにお手入れしましょう。

おしりのまわりやしっぼの根元など、ウンチなどで汚れてしまうこともあります。
また、おなかの毛が引きずったりするような場合にはカットしてあげても良いでしょう。

 

ワイヤータイプ

ワイヤーヘヤーはテリア種の遺伝によって、季節的な換毛がありません。
そのためあまり、抜け毛がでませんが、ずっと伸び続けるわけではありませんが被毛が長くなりやすいタイプです。

そのため、週に1回程度はブラッシングやクシをかけてあげましょう。
必要に応じてトリミングを行ってキレイにしておきましょう。

 

ポイント

どのタイプの被毛でも脂っぽくなってきたり、ニオイが気になるような場合には入浴させましょう。

また、シャンプー後は必ず完全に乾かして、体温低下を防ぎましょう。

バスタブの中にマットを敷くなどすると、転倒や関節への負担も予防することができます。

バスタブが傷つくことも防げます。

 

 

耳のお掃除

たれ耳の犬種は耳の中が蒸れやすいので、雑菌の繁殖しやすくなっています。
汚れていないか定期的にめくってみてみましょう。

また、耳垢がたまっていると悪臭したり、病気が発症して炎症を起こしている場合もあります。
専用の洗浄液やローションを使ったりしてケアしましょう。

炎症を起こしていたりした場合には、獣医師に見てもらうようにしましょう。
早期発見することで早く解決します。

ダックスフンドは、中耳炎や外耳炎になりやすい傾向があります。

 

爪切り

ワンコは人間と同じで爪がどんどん伸びていきます。
ダックスフンドの多くは室内で飼われるでしょう。

爪の伸びすぎは布類やカーペットに引っ掛けて転んだり、足を怪我してしまうことがあります。
また、フローリングも傷だらけになってしまいます。

定期的に爪切りが必要です。

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犬の爪は丸いのでペット用のギロチン型爪切りが最適です。

 

歯みがき

犬の歯は人間のようにすりつぶすための作りではなく、食べ物を喉に通る大きさに噛み切って、そのあとほとんど丸呑みするようになっています。

犬は人間のようにむし歯にはなりにくいのですが、唾液の違いから歯周病になりやすい特徴を持っています。

歯周病は歯だけではなく、体の内側からさまざまな影響を与える病気です。
歯の健康と寿命の長さは人でも犬でも同じです。

定期的に歯磨きをしてあげると、歯石の沈着を防ぐことができるため、高齢になっても健康寿命を延ばすことができます。

 

 

運動が大切

ダックスフンドは猟犬としての能力を残した犬種なため、非常にスタミナがあります。
そのため運動はとても大切です。

特に若犬は活動的でじっとしていられません。

 

運動のメリット

散歩は愛犬の気分転換にも大切なことでですから、日光浴をかねて屋外で運動させましょう。

運動することによって筋肉をつけることができるので、ダックスフンドに心配な椎間板ヘルニアの予防と肥満防止に効果的です。

散歩をしたり広場で遊んだりして、たっぷりと運動させましょう。

足が短いので思ったほど長く散歩しなくて済みますが、1日1時間以上は散歩に時間を費やしましょう。

 

成長と運動

成長していくにしたがって必要な運動量も変化していきます。

 

子犬期
子犬の頃はまだ、骨格が十分に成熟していません。
そのため過度な運動は避けるようにしましょう。

 

成犬期
体も成熟してしっかりとした筋肉が付くようになります。
見た目も立派になり、とても活発で体力も十分にあります。

しかし、段差から飛び降りたり、飛んだり跳ねたりは膝や背骨に負担がかかります。
させないように気をつけます。

 

高齢期
加齢によって代謝が落ちて食欲も低下します。
運動量も減るため、筋肉の衰えが起こって背中が下がり気味になります。

そのため、背骨や腰に負担がかかるようになります。
無理な運動はさせずに適度なお散歩が大切です。

 

遊び

飼い主と一緒に遊んだりすることが大好きです。
遊びも運動のひとつと言えるでしょう。
自然の中でボールを追いかけたりすることに夢中になります。

その本能ゆえに猫や小動物を見つけてしまうと追いかけて、狭い場所に入り込んでしまうことがあります。

自分で出られなくなることもあるようです。
リードを長めにするなど工夫をして、しっかりとつないでおいたほうが良いでしょう。

 

肥満に気をつける

食べるの大好き、おねだり上手なダックスフンドは肥満になりやすい傾向にあります。
私たち飼い主が原因かもしれません。

 

肥満の良くない理由

  • 体重が重くなると、背骨に負担がかかるため、椎間板ヘルニアになる。
  • 肥満になると皮膚の病気になりやすい
  • 心臓に負担がかかるので、心臓病になりやすい
  • 糖尿病になりやすい
  • 関節炎になりやすい
  • 肝機能が低下する
  • ガンになりやすい

人間と同じように肥満によって様々な疾病のリスクがあります。

特にダックスフンドは、特徴的なスタイルから肥満になると大きな影響が現われます。

 

肥満を防ぐ3つのポイント

太ってしまうと、動きも鈍くなり、運動自体が関節への負担にもつながり悪い連鎖が起こります。
太らせることは簡単にできますが、痩せさせることは非常に困難です

そのため、太らせないことが重要になってきます。

 

日々の運動

肥満を防ぐためには消費カロリーを増やすためにも運動は有効です。
犬の場合、無理な食事制限や低カロリー食への切り替えを行うと、栄養失調になる可能性もあります。
運動する習慣を継続的に行いましょう。

ダックスフンドは胴長なので、椎間板ヘルニアになりやすい体です。
筋力強化のためにも継続する必要があります。

ヘルニアになってから運動は難しくなってしまいます。

 

おやつのルール

太らせる原因の大きな部分はやはり飼い主です。
食事以外に摂取するカロリーとしておやつは大きな割合を占めていいます。

可愛いからと頻繁におやつをあげている場合は問題です。

誰がどのくらいおやつをあげているのかを把握して、おやつのルールを作るなどしましょう。
おやつをあげるなら食事を減らすなどの工夫をしましょう。

 

去勢、避妊をした場合

ほとんどの犬種で去勢や避妊を行った場合、ホルモンの変化から太りやすくなります。
このような場合には、食事量を減らしたり、低カロリーフードへの切り替えが必要になります。

今まで通りにしていると太ってしまいます。

 

 

なぜか痩せていく?

食欲もあって、元気もあるのに痩せてしまう。
そんな場合には、病気や寄生虫の可能性があります。

異変を感じたら獣医さんに相談しましょう。
ペットの病気は早期発見が非常に大切です。

 

 

ダックスフンドと椎間板ヘルニア

胴長短足の体形が特徴である犬の場合、運動不足や老化などによって筋力が低下すると重力によって胴体の真ん中に負担がかかります。

その結果、椎間板ヘルニアになりやすい宿命を背負っています。

椎間板ヘルニアとは背骨と背骨の間にある軟骨が飛び出して神経に触れることで、痛みや麻痺などが生じる病気です。

人間でも多くの人が悩む疾患です。

 

仕草を見抜く

基本的に活動的なダックスフンドが歩くのを嫌がったり、足を引きずるような仕草を見せたり、散歩に行くのを嫌がったりするようなら、軽度の痛みや麻痺が始まっていると考えられます。

背中を丸めて立つ仕草が見られる場合は、痛みを和らげるために取っている姿勢です。
高齢犬だけでなく若い犬でもこのようにしていたら注意が必要です。

発見は早いほうが投薬をおこなったり、温熱治療、針治療などを行うことができます。

 

重症化すると

重症化すると、下半身の神経のマヒにより痛みや感覚がなくなってしまいます。
歩行は困難になり、尿意や便意を感じなくなるので垂れ流しの状態になります。

そのような場合、手術を行っても回復の可能性は低くなっています。

散歩に行くためにも犬用の車いすが必要となってしまいます。

 

ヘルニアにならないために

ヘルニアは発症してしまうと根治することが困難です。
やはり、椎間板ヘルニアになる前に食い止めることが大切です。

意外と日常の生活の中に、たくさんの原因が隠れています。
ほんの小さな積み重ねがダメージとなるため、飼い主さんが理解しておく必要があります。

 

段差に注意したい

人間に合わせたデザインの家は段差がいっぱいです。

ダックスフンドの短い脚は、高いところから飛び降りたり、ジャンプして着地を行うと、膝や足で衝撃を吸収させきれません。

それらの衝撃は直接、背骨へ負担になります。

 

日常生活でも負担になると考えられるシーン

  • ソファーから飛び降りる
  • 階段の上り下り
  • 室内での段差

できるだけさせないようにしましょう。
日々の生活の蓄積によってヘルニアになることも考えられます。

家の中の段差には、スロープを作ってあげると良いでしょう。

 

おすすめはステップの活用

こういったステップを使えば日々の負担がかなり軽減されます。

 

 

競技には向いていない

犬の競技は、走って飛んで方向転換して・・・と体への負担が大きいものです。

ダックスフンドは活発で強靭な体力の持ち主ですが、ディスクキャッチや競技(アジリティ)などはダッシュしたり、急に止まったり、ジャンプしたりとダックスフンドの体形には良くないことばかりです。

ダックスフンドは競技犬としての候補にしないようにしましょう。

 

抱っこの仕方にも注意

抱っこすることは日常でもよくあることなので、一度見て覚えておきましょう。
胴体が長いため抱き上げる場合にも、背骨に負担がかからないように気をつける必要があります。

 

 

遺伝性疾患ってなんだろう?

身体的特徴を持つ犬種は、遺伝的疾患が起こりやすくなっています。
ダックスフンドもそんな犬種のひとつです。

 

遺伝性疾患とは、遺伝によって子孫へと受け継がれる障害です。

ダックスフンドによく見られる疾病

  • てんかん
  • 股関節形成不全症
  • 進行性網膜萎縮症
  • 聴覚障害

このような遺伝性疾患は先天性のものなので、治療して治せないものになります。
また、その子供にも病気のリスクが引き継がれる負の遺産です。

 

最初が肝心

現在は、科学の進歩により犬の全遺伝子の配列はすでに解読されています。

そのため、遺伝的欠陥を持っている犬を見つけるための遺伝子検査で約50の病気を発見することができるようになっています。

それでもまだ完全ではありませんが、遺伝的な欠陥を持っているかを交配前から調べることができるのです。

 

多くが検査していない?

海外では遺伝的な欠陥がある場合、交配を行わないようにきまりがあります。
しかし、日本では定まっていません。

また、最も大きな理由は検査費用が高くつくため、日本のペットショップの多くが遺伝子検査をしているとは言えません。

それゆえに、日本は世界でも突出して犬の遺伝子疾患が多いと言われています。

すでに遺伝的な疾患が起こりえるとわかっていながら、儲けのために珍しい色や人気の毛色を売ろうとするブリーダーも存在するためです。

障害のある犬を育てることは非常に大変です。

 

しかし、飼い主となる前の私たちができる検査ではありません。
飼う前に両親や兄弟の犬の情報を教えてくれるような信頼できるところから犬を入手することが最も大切です。

 

例:ダップル

ミニチュアダックスフントでダップルという「大理石のような斑模様」が入る毛色は人気があります。
そのためブリーダーは、ダップルとダップルの犬同士を交配させて子供を産ませようと考えます。

子犬はダップルである可能性は高くなりますが、白い毛が混じったこのタイプは遺伝的疾患が起こりやすい遺伝的欠陥があるとわかっています。

死産や小眼球症、難聴になる子犬がでることが分かっています。

他にもブルーやパイボールドなどと呼ばれる珍しい色は、白い毛色の遺伝子による疾患の確率が高くなっています。

 

 

意外と注意が必要なこと

ダックスフンド特有の胴長短足がゆえに注意すべきこともあるようです。

視界に入りにくい

ダックスフンドは背が低いため、人間の視界に入りにくい。
そのため、踏まれたり蹴られたりすることが考えられます。

混雑した場所では、抱きかかえたり、移動時にはキャリーやカートを利用しましょう。
ケガの予防となります。

 

熱中症

実はダックスフンドは熱中症になりやすい犬種です。
その理由は足がとても短いためです。

夏場のアスファルトは熱を吸収しやすく、日が落ちても熱を放っています。
足の短さゆえに地面から近く、胴体は熱をおびやすく、口から熱気を吸い込みやすくなります。

犬は舌で体温調整を行っているため、地面から近いほど影響を受けやすくなります。
気温や時間帯には注意しましょう。

 

 

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