キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

イギリス生まれのキャバリアは毛並みがにゴージャスさがあり、気品を感じる犬種です。

見た目がとても良くやわらかでツヤの被毛に触りたいなと思わせます。

そのため、屋外で飼うのは向いていません

 

性格は人懐っこく好奇心旺盛で、遊び好きです。

だからといってやんちゃではなく、室内で大人しくすることもできる犬です。

友好的なので子供や同居犬とも仲良くすることが可能で、しつけもしやすいほうと言えます。

 

さみしがり屋な面もあるので、いつも家族といられるような環境が落ち着くでしょう。

 

歴史

キャバリアの原産国はイギリスです。

キャバリアの祖先はスパニエルという犬種で16世紀ごろには存在しており、古くからイギリス王室でもさまざまな種類のスパニエル犬種が飼育されていました。

その頃はコッカースパニエルと良く似た外見を持つ犬でした。

 

スパニエル種

スパニエルとはスペインの鳥猟犬の総称です。

イギリス生まれのキャバリアは、名前にスパニエルが付いています。

 

その中でもキャバリアは

  • アメリカンコッカースパニエル
  • パピオン

などが属するスパニエル種のひとつです。

 

チャールズ2世が溺愛

17世紀のイギリス国王チャールズ2世(1630~1685)

彼は公務を忘れるほど溺愛していたことが有名です。

 

そのため、「キング・チャールズ・スパニエル」という名前が付けられていました。

 

変化していくキング・チャールズ・スパニエル

19世紀ごろになると流行の変化から

小型のスパニエル ✖ 東洋の短頭種(狆やパグ)

これらとの交配が進んでいきました。

 

そのため容姿にも変化が現われ、鼻がどんどん短くなって、一回り小さいサイズへと変化していきました。

欠点もある

鼻ぺちゃとなってパグのように愛嬌が増したキング・チャールズ・スパニエルはですが、ヨーロッパでは人気があり貴族や資産家、王族にまで愛されてきました。

しかし、短頭種ゆえのいびきの騒音、体質的に病弱であることが欠点とされていました。

 

コンフォーター・スパニエル?

日本語では癒しのスパニエルとなりますが、貴族の間で足やひざを温める湯たんぽのように寄り添った為、癒しを感じたようです。

また、当時はノミがたくさんいましたが、人よりも体温の高い犬の方へノミが寄っていく習性により重宝されたようです。

 

 

キャバリア:騎士(ナイト)が誕生

1926年にアメリカの犬愛好家があることに気がつきました。

「昔のタペストリーに描かれているスパニエルが現在の姿とは異なる」

 

昔からいたスパニエルと現存する犬は、交配が続くうちに違う犬種へと変化しつつあったからです。

 

「伝統的なかつての王国で愛されていた古いタイプのスパニエルを残したい」

という考えから、復元する運動を始めました。

アメリカの資産家が賞金を出したことから、ブリーダーたちはこぞって交配を進めていきました。

その結果、昔のようにマズル(口から鼻)が長く、少し尖った犬種へと変化しました。

 

そのため中世の騎士を意味する「キャバリア」の名を冠して命名され、

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル」と名付けられました。

 

これが、現在の私たちが知っているキャバリアの姿です。

 

身体的特徴

体重:6~8kg程度

体高:30cm前後

小型犬としてはやや大きめのサイズです。
オスメス共にサイズはさほど変わりません。

身体は少し長めで、骨はしっかりとしています。
軽やかで軽い身のこなしです。

耳と足に飾り毛があります。

寿命は9~14年前後といわれています。

顔の特徴

平らな額にたれ耳、大きくて丸い目を持ちノズル(口から鼻まで)は長めです。

たれ耳の被毛はストレートの場合やウェーブの場合もあります。

 

被毛

キャバリアの被毛はとても美しく絹のようなどと例えられ、飾り毛があってエレガントさを感じさせます。

被毛は長くストレートですが、床につくほどではありません。

個体によってはウェーブしていたり、くせ毛のこともあります。

 

ダブルコート

キャバリアはオーバーコートとアンダーコートを持つダブルコートの犬種です。

アンダーコートが抜け落ちるため、抜け毛は割と多いほうと言えるでしょう。

また、季節の変わり目には換毛期があるので、アンダーコートが一気に抜けるので大量の抜け毛が発生します。

 

キャバリア キング チャールズの種類(色)

被毛の色には基本の4色があります。

  1. ブラック&タン
  2. ルビー
  3. ブレンハイム
  4. トライカラー

ブラック&タン

 

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艶やかなブラックのベースカラーにタン(なめした皮の色)が入るタイプです。

それぞれが左右対称であることが望ましく、下記の位置にタンが入ります。

  • 耳の裏側
  • 尾の裏

白い模様が入るのは好ましくないとされています。

 

トライカラー

3色からなるパーティーカラーで、黒・白・茶がハッキリと分かれています。

プリンス・チャールズという別名もあるカラーです。

境目のはっきりした黒と白のカラーに、タンが

  • 両頬
  • 耳の裏
  • 足の内側
  • 尾の裏側

これらの位置に入ります。
3色以外の色が入るのは好ましくないとされています。

 

ルビー

ルビーはキャバリアでは唯一の単色カラーです。

全体が明るい茶色の被毛で、トイプードルなどではレッドと呼ばれるカラーになりますが、キャバリアではルビーと呼んでいます。

この明るい茶色に白い毛が混じってしまうのは、カラーとしては正式なものではないとされています。

 

ブレンハイム

 

ブレインハイムはキャバリアの独自の毛色です。

白地にチェスナット色(栗の表皮の茶色の部分)が分布している2色のカラーです。

顔の模様は左右均等に茶色が入っていて、左右の耳の間(頭頂部)にひし形の模様があると良いとされ、ロザンシュと呼ばれるものです。

ロザンシュは4頭に1頭程度の確率で現われると言われています。

 

ブレインハイムの由来

ブレインハイムの名はマルボロ伯爵の領地名からきているとされています。

第二次イタリア大戦のころ、英国のマルボロ伯爵は戦地へと赴いて行く際に、愛犬のキャバリアのオスをともに連れて遠征に行きました。

一方、マルボロの妻マリー夫人は夫の身を案じながら、妊娠中のキャバリアをずっと抱きしめて夫の帰りを待ち続けました。

 

やがて子犬が産まれますが、すべての子犬の頭にはひし形マークが付いていました。

夫人はキャバリアを抱き、頭に手を置いて無事を祈っていたので、子犬のひし形マークはマリー夫人の指の跡と言われるようになりました。

マルボロ伯爵はブレインハイムでの大規模な戦いに勝利を収めて、無事に帰ることができました。

この戦いの後に彼の居城はブレインハイム城と呼ばれ、キャバリアのカラー名ブレインハイムへと繋がっています。

 

 

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それゆえに、ひし形マーク(ローゼンジーマーク)マリーの親指跡があるものが

「最高のキャバリア」と言われる由縁です。

 

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