見た目でわかる6つの変化!愛犬の老化はどの部分にあらわれたのか

犬も昔よりも長生きするようになりました。

犬も人間と同じように、老化によって変化が起こってきます。
見た目にどのような変化が起こるかを調べてみました。

下記のような変化が自分の愛犬にも見られるようなら、それは老化現象のひとつと思って間違いありません。

 

 

被毛の変化

全身が被毛で覆われている犬は、毛は老化してくると最初に目につく変化と言えるでしょう。
見た目や手触りなど、若々しかったところを知っていると変化は歴然です。

 

白髪が目立つようになった

犬も人間と同じように年をとってくると、色が薄くなってきて白髪も見られるようになります。
老化によってメラニン色素という「色を作り出す部分の細胞」が機能しなくなっていくためです。

ワンコの場合には鼻、口、眉あたりから白髪になり始め、全身の被毛の退色が進むようになります。

 

被毛の質が落ちる

若い時にはふんわりして艶やかだった被毛は、老化によって徐々に毛の質も落ちるため、ツヤがなくなりパサパサした状態が目立つようになります。

また、換毛期のある犬種では、新陳代謝が遅くなるため毛が抜けるのが遅くなり、長期間だらだらと毛が抜け続けます。

 

皮膚トラブル

皮膚も老化するため、それに伴って皮膚トラブルが起こりやすくなります。

犬はもともと皮膚が弱い構造になっています。
そのうえで老化が進行するとお肌のうるおいが失われることで乾燥しやすくなります。

また、皮膚が乾燥して硬く厚くなるため、かゆみが生じやすくなります。
甲状腺の機能低下なども伴ってフケが出やすくなります。

この状態でノミやダニなどによってかゆみがひどくなったりすると、犬は1日中ひっかいて傷を作ったり、出血したり炎症を起こします。

 

イボができる

皮膚の老化が進むとイボができるようになります。
顔や足先を中心に体にイボができます。

 

どの犬種でもイボは発生する可能性がありますが、シーズーは特に多く発生する犬種です。

 

好発犬種

  • キャバリア
  • コッカースパニエル
  • バセットハウンド
  • ラブラドールレトリーバー

これらの犬種は、比較的多く発生する傾向にあるようです。

 

稀にがんの場合も

イボを発見しても、イボと腫瘍を私たちが判断することは難しいでしょう。

犬は全ての動物の中で最も悪性腫瘍(ガン)を発症しやすいと言われています、
加齢によって皮膚に様々な腫瘍を生じる傾向があります。

ガンの可能性もあるので、発見したときには獣医師に相談しましょう。

 

早期発見が大切

イボは放置しても問題ありませんが、ガンだった場合は放置しておくと転移をして、手の施しようがなくなります。

しかし、早期発見することができれば完治させることが可能です。

常にブラッシングをしたり、マッサージをしてあげた際には、異変がないかをついでに調べるようにしましょう。

また、気軽に相談できる獣医師さんを見つけておくことも重要ですね。

 

 

皮膚疾患にかかりやすい

老化によって免疫力の低下が原因で皮膚疾患が見られる場合もあります。

健康なときには病原性のなかった細菌やバクテリアなどによって、皮膚に炎症が起こったり、アレルギー反応が起こったりします。

皮膚の乾燥はお肌のバリア機能の低下を引き起こすため、普段は何でもなかった刺激にも敏感に反応しかゆくなります。

 

アレルギー性皮膚炎(アトピー)

高齢になってからアトピーが発症する場合もあります。
強いかゆみが特徴で、血が出るまで掻いてしまう。
特定のアレルゲンを吸い込んだり、食べたりすると反応してしまう。

 

皮膚真菌症

皮膚の抵抗力が落ちたときに、カビが寄生した症状です。
人間でいう水虫の状態です。

 

毛包虫症(アカルス)

年齢によるホルモンバランスの乱れ、皮膚の抵抗力の低下することによって、毛穴に毛包虫という非常に小さいダニが寄生する病気です。
抜け毛が起こり、ニキビのような膿の水疱ができ、ただれます。
高齢だと治りにくい。

 

体格が変わる?

犬を真上から見たときに上半身に対して、下半身が小さく見える。

 

おしりが小さくなった?

 

あんなにがっしりと大きかったはずの身体が、なんだかスリムに・・・・

これは、筋肉が落ちてきているためで、丸みがあったおしりは骨ばって四角い印象に変化します。

内臓にも老化が訪れるため、消化吸収能力が低下してしまいます。
そのため、痩せてしまったりします。

 

逆に基礎代謝の低下から肥満になってしまう場合もあります。
これは人間と同じように痩せたおじいちゃんもいれば、太ったおじいちゃんもいるように個体差があります。

しかし、内側の筋肉は確実に衰えています。

 

 

目が白く濁る

老化に伴って目にもその影響が見られるようになります。
代表的なのは白内障で瞳が白くにごります。
そのため、目が見えにくくなります。

時間の経過と共に進行していくため、最終的には真っ白になってしまいます。

 

歯石がついている

歳をとってくると唾液の分泌が悪くなってくるので、口の中の環境が変わってきます。
食べ物の汚れを押し流したりする能力の低下は、年月も積み重なって歯石を作り出してしまいます。

そのため、歯が見えたときに茶色や黄色く見えてくるようになります。

これらによって歯周病などが起こりやすくなり、口臭がするようになります。
口臭は飼い主さんにもかなり気になるポイントです。

歯みがきによって歯石はかなり予防できます。
口臭にも効果的です。

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爪が伸びる

老犬の爪はもろいうえに、非常に速く伸びるようになります。
体は衰えるため、散歩や運動量が減るため爪がすり減らなくなるので、いっそう長くなる傾向にあります。

長く伸びた積めて体をひっかくと皮膚炎が起こったり、爪が伸びすぎて自分の足に食い込んだりするこもあります。

老化してきたら爪もチェックして、伸びていれば切ってあげるようにしましょう。

 

 

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